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えびの抜け殻

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幼生がたくさん!

こんにちは!
おおきな台風来てますが、皆さんのえびげっちゅ、お元気ですか?(あんまり関係ないか?!)

さて皆さんがお持ち帰りになった250mlの飼育容器に、なぜかいつの間にかえびげっちゅの幼生がうじゃうじゃいることとおもいます。
「あれ?こんなにたくさんいたかしら...?」  「ボクこんなにたくさんすくったかなぁ?!」
と思われる方もいらっしゃるかとおもいます。
実は、そのたくさんの幼生たちは、あらかじめ飼育水のなかに入れていた卵がふ化したものなのです。

えびげっちゅはたくさんの卵を産み、ふ化しますが、すべてが成長しておとなになる訳ではありません。うまく成長して大人になるのはそのうちのごくごく少数です。あらかじめある程度のえびげっちゅの数で飼育を始めた方がうまくいく確率があがります。そのため飼育水の中に、あらかじめ適当数になるように、卵を入れるようにしています。
この意味で、えびげっちゅは「数のわりに歩留まりのわるい生き物」といえますが、いいかえると彼らの戦略のひとつでもあるわけですね。

メダカの場合でも、似たようなことが起こっています。メダカも条件が揃えば毎日のように卵をたくさん産みますが、ふ化した子供は小さいため、すぐ他の生物や親にまで食べられてしまいますよね。メダカやグッピーを飼育された経験のおありになる方はよくご存知だと思います。たくさんの卵を産んで、そのうちのごく少ない個体だけでも大人になれれば良い、という戦略をとっているのですね。

容器の中でうじゃうじゃ産まれてて、ちょっと窮屈そうに見えますが、大丈夫です。その水量に合わせた個体の数にいずれ落ち着きます。すなわち、飼育水と飼育個体のバランスがとれた状態となり、持続的な飼育環境となってゆきます。
また、しばらくは水がにごった状態になり、見た目が少々悪くなりますが、どうぞ急激な水換えなどはならさず、そのまま観察を続けてください。飼育水が安定してくるとスカっと澄んだ水になります。飼育水中の生物サイクルが回り始めた証拠です。こうなるとえびげっちゅを大人にさせる条件が揃ったことになります。
「えびげっちゅ」の面白さは、その生き物の飼育だけでなく、まわりの環境も観察しつつ、さまざまな工夫の余地があるところではないかなとおもっています。

飼育環境はみなそれぞれで、置く場所も、温度も、様々ですので「必ずこうなる」と言えないところがつらいところですが、皆さんのおうちの中で安定的に育てられる環境は必ずあるはずです。どうぞ、毎日観察してあげてください。急激な温度変化にはくれぐれもご注意を。
by kimoto1 | 2013-10-16 08:16 | えびげっちゅ
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